武田俊

2021.1.3

空中日記 #030|思い出エンベッド

11月1日(日)

長井さんの出版記念イベントがB&Bであって、お相手は伊藤紺さん。それで行こうと思ったけどオフライン会場は10名くらいに絞ってて当然完売。でもあいさつだけ、近いしと思うもよく考えたらひとりだけおじさんがいるみたくなるやん、と気づき撤退した。

11月2日(月)

大高さん、内沼さんと打ち合わせした模様。1ヶ月経つと何を話したのか覚えていないな。でも渦中、間違いなくぼくらは何かに向かって走っていたんだろう。

オンプラのゲストがマイメンたちの日だった。シェリーさんの代わりの海外電話コーナーとして、ユキタカとたかくら。話題はMinecraft上で開催している「むこうがわ芸術祭」について。ぼく自身作品をつくりたいと思ってIDPWをもらっているがまだ何もできてないこの芸術祭について、コロナのあれこれと合わせて聞く。

ほんとうのゲストコーナーはアオイくん── 水野蒼生。アオイくんはいつもどおり、アサヒスーパードライを買ってきてくれていて笑う。久しぶりに対面のゲストが彼でうれしい。いつも通り尺が足りないなーという気持ちのまま時間いっぱい。終わったあと下北で、押くんとアオイくんとサク飲み。

11月3日(火)

ラジオ明けの火曜日はジェットラグ的な状態なのが原因なのか、ものすごく精神がビビットな状態。そこで近藤聡乃『A子さんの恋人』最終巻を読んだら大変なことになった。

もともとたまの『電車かもしれない』のビデオとかで近藤さんのことが好きになって、(ほぼ)初のストーリー漫画としてこの作品がはじまったころは夢中になった読んだ。

それが次第にこの繊細な線画の存在や、独特なコマ割についての感慨などなきもののようにして、登場人物をキャラクター的に消費する勢みたいな人たちが現れてからタイムリー作品を楽しむことができなくなった。それでしばらくタイムリーに読んでいなかったのだ。

最終巻はとんでもなかった。『さようなら、ギャングたち』だと思った。記号化された名前たちが、身の回りの人たちに例えられて消費されていったキャラクターたちが、大団円で本当の姿を晒す。そして退場していく。なんて文学的な。

11月4日(水)

4時半起床、二度寝して6時からスタート。『文藝』読む。インタビューパートから。柴崎友香×大前粟生がとても素晴らしい対談で、そのまま大前さんの『おもろい以外いらんねん』を読み始める。会話が楽しい。

朝、文芸誌を広げると書きたいモードにスムーズに移行できるのかもしれない。そのあとカメラを持ってじゅんこと散歩。水分が少なくなった空気の中を、朝の光が抜けていった。

じゅんこが自分のガンのことをエッセイとしてまとめてnoteにしたので、そのサイドストーリーとしてぼくも書いて定期購読マガジンの読者にだけ公開していたエントリを全体公開した。反響がすごく届く。特に、女性から。

11月5日(木)

ドラゴンズAクラスが確定。大野雄大がヒーローインタビューで、自分の記録ではなくただひたすさにチームへの気持ちを語っていて、涙がただただ流れ落ちていく。

11月6日(金)

今や仕事と生活の基幹ツールともなったNotionのCEOのインタビューを読んでいた。

https://signal.diamond.jp/articles/-/188

適切なサービス運営のために、短期的なスケールを目的にしない感じ、本当に推せる。しかし苦境を迎えて役員で京都に集まってリスタートしたのいい話だ。

久々のレールサイドバー。ぼくがこのオフィスに入居することになってからは、たぶん初めて。早めに行って作業しつつ真横を小田急線が走る「世界で一番好きな喫煙所」に出ると、血のような真っ赤な夕焼け。カウンターの中で人の話を聞き話をするのは楽しいものだ。

11月7日(土)

起きたらすぐ阿久津さんの「読書日記」。先週くらいからだろうか、文体が変化しているのを感じる。3点リーダって上手く使うと楽しい。時折乱暴にする語尾も、楽しい。

じゅんこと家のまわりを散歩。中野通りを越えたところにある鴨のラーメン屋さんに、いつも通らないルートで歩くだけで日常は楽しいものになる。帰り道、この町に住む何年も前から前を通り過ぎていたパティスリーに行く。たくさんの本格的ですてきな名前のケーキがある中で、ねずみの形をしたエクレールを買った。ファンシーな見た目なのに本格派。キャラメルクリームが濃厚。

11月8日(日)

11時起。映画を逃す。
幡ヶ谷鴨ぱいたん
さんぽ
高架下の店舗変わってた
アンティーク家具見る
じゅんこ、トイプードルをロールケーキちゃんと名付ける
気持ち悪い
夜、おでん
サイバーパンク2077のティザーを見て高める
ヴィンランドサガ6巻まで
ヴァイキング高まる
急に未来が不安で、たけくま先生の本を読む。