6月1日(土)
朝 禁断の朝マック
昼 そばめし
夜 冷凍餃子、もやしスープ、イナダさんのなすの煮物
疲労困憊で1日だらだら過ごすことにした。それでセールになっていたので『RISE OF ROUNIN』をプレイしてみたら、なんていい出来! これなら『ドラゴンズドグマ2』と迷う必要なんてまったくなかったな……。UIがやや複雑だが、メインのシナリオは1本道で、サブクエもさくさく進む。ファストトラベルのロードも短い。何より歩いてて楽しい幕末の横浜の町。そもそも幕末は分岐型シナリオにあってる。
夜、RIZIN CONFESSIONを見たら上田選手の言葉が素晴らしかった。極真で世界一になったひとが、引退した高坂さんとめちゃくちゃ長い茨城のどこかの階段ダッシュをやり、負けている。そこで悔しさをにじませながら上がった息で「まだ、これもできないんだな。まだまだ強くなれるな。畜生!」といっていた。アスリートだから出てくる、悔しさと伸びしろを知れたよろこびのない交ぜになった感情。
6月2日(日)
「BRUTUS」の原稿を午前から外に出てやっていた。午後、えつこ、こゆきちゃん、まなっちゃんくる。ぼくは遅れて帰ってくる。帰宅すると家の中が女性ばかりで華やかで、これを華やかと表現しちゃうのが昭和生まれの男性という感じでいやだが、けれどやはり華やかで「女の子がたくさんいるー!」と声が出た。
何かの会話の際にまなっちゃんが「いい人よりも、いい人でありたいと思っている人の方がずっと素敵だ」とさらっといっていて、iPhoneでメモした。イオは終始うれしそう。みんながたくさん抱いてくれる。韓流アイドルかなにかを空港で迎えるファン、という設定でみんながイオに向かって、「キャー!!!! かわいい!」「ファンサーしてー!!!」と叫びながら手を振っているとき、いちばんうれしそうだった。最後にぺろっと舌を出したのを、ぼくは見逃さなかった。あれはたぶん、味をしめた顔。
6月3日(月)
たぶん原稿をしていた
6月4日(火)
原稿とリハビリと診察。やっぱり左肩の入りが甘い感じが今でもするが、先生は「柔術再開してみたら~」といってくれてうれしい。あまりに運動してなくてやばいので、体をすこしつくって、夏あたりいけるか、どうか。
じゅんちゃんとけんか。雑誌の仕事でヒイヒイいっていて、そのスケジュール感について話すと「そんな大変なのはおかしい。特急料金とかタイムチャージとかもらわないとだめだよ」といわれ、ピキっとなった。ふだんの仕事ならそういう交渉もするが、これは雑誌なのである。
出版業界にそういう文化はない。そんなこと知っているだろう。そう思うとがまんできなくなり「いや、そういうことじゃないでしょ。雑誌づくりってこういうタイム感でやってくものなの。わかるでしょ? 無理だとわかった上でいってるでしょ? 他の業界に自分たちの当たり前を押しつけるようないい方だよ。それは雑誌編集に対する冒涜だ!」と言い切る。めっちゃいやな雰囲気になった。あとから落ち込む。
6月9日(日)
RIZIN47。KOや1本が多い大会だったのに、あまりおもしろいと感じなかったのはなぜだろう。まるで我がことのように感じながら見られる試合が少なかった。
夜、『ミニマル料理』のザ・シチュー。塩と水だけで豚肉とじゃがいも、玉ねぎを煮込む。ストウブで40分くらい。それなのに、ルーを使ったそれよりおいしい。じゃがいもも玉ねぎも、それだけでどれだけ甘いのか。調味料のバリエーションを下げることで、素材の甘みが前に立ち、じつはそれだけで奥行きは十分だということ。料理における味って、じつは相対的なバランスで人は感じていて、「どの味が何よりどれだけ前に出ているか」という話なのかもしれいない。
夜、「BRUTUS」の戻しをなおし。なぜか19Lもフローしていて、サシカエをつくるか迷ったが、校正紙にそのままなおしてみた。でも入っているのかわからない。もう色々感覚を忘れている。