武田俊

2018.11.24

劇団・範宙遊泳の新作『#禁じられたた遊び』に編集として参加しました

2018年11月23日(金・祝)〜11月28日(水)に吉祥寺シアターで行われる、劇団・範宙遊泳の新作「#禁じられたた遊び」に編集として参加しました。

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範宙遊泳との関わり

範宙遊泳の作品とはじめて出会ったのは、2011年にSTスポットで上演された『労働です』でした。もともと友人であった、彼らの舞台美術を担当しているたかくらかずきに誘ってもらい、観劇をしたのがきっかけでした。

主宰であり演出家である山本卓卓の記すテキストと、舞台美術のひとつとして使われる映像表現の組み合わせに特に魅力を感じ、それ以降も一ファンとして作品を楽しんできました。

彼らとクリエイションするきっかけとなったのは、2017年にシンガポールに滞在して現地のカンパニー・THE NECESSARY STAGEとの国際共同制作としてつくられた『SANCTUARY-聖域-』。

現地に出向き彼らと過ごす時間の中で、「カーテンコールのむこうがわ」というエッセイを記し、『STUDIO VOICE』に寄稿しました。

本作「#禁じられたた遊び」について

範宙遊泳として過去最大人数のキャストと、最長の尺となった新作『#禁じられたた遊び』には、編集という一風変わったクレジットで関わっています。

初夏から山本卓卓と密にコミュニケーションをとりながら、戯曲制作に必要となるリサーチや、執筆などの作業をともに行ってきました。本作の舞台となる架空の街・永井県永井市を描き出すために某県へと出かけ、現地でのインタビューや郷土史のリサーチなどを行ったのは、ひとつの作品をゼロから生み出すための、とても豊かな時間になりました。

未来の永井県永井市を舞台に、移民、在日外国人、トランスジェンダー、そしてSNSと社会を巡る意欲作になっております。ぜひご覧いただけるとうれしいです。

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