8月23日（月）

Switchインタビュー、石川直樹、大竹伸朗。
大竹伸朗、宇和島に移住した30過ぎ。何かをつくっていないと自分が消えてゆく感じ。東京にいるとそうは感じなかった、錯覚だけど。だから、自分が消えないための手立てとして作品を作り続けてた。
所在なさを埋めてく行為が制作。やりたくないときもある。何時間もやらなくても、3秒でも制作すれば安心する。昨日から明日につながったという。2秒でもいい。

8月25日（水）

エロスとタナトスが手を繋いで死ぬんだよ、すごくない？
（寝る前か起き抜けにした会話で、「おお！」と思ってメモしたのだけど、なのことだったか忘れちゃった）

 

8月30日（月）

昨日から朝起きた瞬間から頭痛が続く。首から後頭部にかけて痛みがあり、同時に目の奥にも鈍痛があってしんどい。頭痛持ちではないのでこれはいったい？　と思いつつ、偏頭痛持ちのみんなに気持ちが繋がったような感じがして、痛み入ります、という気持ち。

午前中休んでもまったく持ち直さないので、午後、意を決してアポをスキップさせてもらう。仕事の中でもっとも苦手な作業のうちのひとつ。

あんまりにも痛みがおさまらないので、これは副反応なのでは、と思う。けれどほんとうの原因は恐らく知っていて、昨日夜からはじめたとあるテキストのせいだと思う。とてもとても気が重たい。やっと着手してその辛さが想像をしていたものより遥かにしんどいものだということがわかり、これはその反動なのだろう。

寝たり、お風呂に入って交感神経のあれこれを調整したりして、少しだけマシになってオンプラへ。今週のゲストはマイカ・ルブテさん。何度もゲストに来てもらっている心から推したいアーティストたちを、ぼくは「ファミリー」だとか「お友達」だとか呼んでいるのだけど、じつに1年ぶりとのことで意外。

新しい曲「Flower In The Dark」は大きな別れ──例えば死別とか、ってマイカちゃんは話していた──をテーマにした曲。でもと例えば死は完全に関係が断ち消えたわけではなく、死んだ人は場所を移動して、別の並行世界を生きているんじゃないかな、って話を聞いて、ちょうどこの間選書の仕事で選んだ『さよならのあとで』のことを思い出す。

それでインタビューパートが終わったあと急いでスタジオからオペレーションルームに移って、まだマイカちゃんと繋がったままのPCに向かって「まるで同じテーマで書かれた本があるから、あとでリンクを送るね！」と言ってスタジオにまた戻り放送を続けた。こういうふうに読んだものや、自分の大切にしてきたものが偶然性でもって繋がっていくことに生きていく歓びの大きな部分を感じる。

 

8月31日（火）

頭痛再来終日仰臥。